北島、松茂両町は、純農村であったが、漸次都市化の進展と交通の発達により青少年の行動範囲が拡大し、隣接する徳島、鳴門両市と同一生活圏となったことから青少年の非行が憂慮され、青少年の非行防止と健全育成活動の推進強化の必要から、地方自治法第284条第1項の規定により、昭和46年に県下で7番目に当育成センターが設立される。
徳島県の少年非行は、昭和56年に戦後第3のピークを迎え、その後落ち着いたものの平成11年頃には第4の波となり増加傾向を示した。しかし、その後は減少の一途をたどることとなった。このような現状にあって、非行少年に加えて、社会生活を円滑に営む上で困難を有するひきこもり、ニート、不登校児の支援のため、平成28年に育成センターを調整機関とした松茂・北島子ども・若者支援地域協議会を発足、相談対応、関係機関の紹介その他の必要な情報の提供及び助言を行う拠点として組合内に松茂・北島子ども・若者総合相談センターが設置された。