投げ銭は主に配信者に対して課金アイテム等を視聴者が提供する機能のことです。ユーチューブのスーパーチャットの他、ティックトックやインスタグラムでも投げ銭ができるようになっています。
しかしこの投げ銭は大きなトラブルを引き起こす可能性も含んでいます。例えば未成年の子どもが親のクレジットカードを無断で使い高額の投げ銭をしてしまったケースがあります。これは日本だけではなく世界中で問題となっています。
なぜ過剰に投げ銭をしてしまうのかというと、配信者に喜んでもらえること、高額投げ銭は周囲から一目置かれること等、いろいろあります。リアルではなくバーチャルのコミュニケーションに比重を置くようになってしまっています。
こうしたトラブルを防ぐためにも従来の課金ゲーム対策と同様に親はクレジットカードや現金の管理、暗証番号の保持、またログインしたままにしないようにしましょう。またカードの利用明細を確認し、すぐにトラブルに気づけるようにしましょう。
新しいことを始めようと思い立った時にすぐに行動に移せる人、一旦立ち止まって考える人、できないとあきらめてしまう人等、取り組む課題や条件も様々であり結果の良し悪しも当事者の意識によって千差万別といえます。未知のものに挑むことは大抵の人にとっては困難なことであることは明白です。そうした人は、条件が揃っていない、準備が整っていない等と不安材料ばかりが挙げるようになり、やがては行動する気力が失われ結局は何もできなくなります。
逆にすぐに行動できる人は準備はそこそこ、最初はうまくいかなくて当たり前、小さなことからコツコツと前に進むことが成功への近道だと自分の中で言い聞かせることができます。事前にいくら準備をしても自分の中にある不安を払拭することはなく、ただ次につながる行動に移すことが目的達成のために必要なことだからです。
例えば野球の分野で投手と打者の両立を意味する二刀流という単語が最近では当たり前のように飛び交っていますが、これも海外で活躍する一人の日本人選手が成し遂げた成果があってのことです。当時はうまくいくかどうかは誰にもわからないことでしたが、本人の強い気持ちがあってこそ最初の一歩を踏み出せたのではないでしょうか。
最初からなんでもうまくいくことは希ですが、失敗を続ける中で前向きな思考が生まれることで本人や周囲の今後の選択肢の幅を広げることになるでしょう。
教育格差は生まれ育った環境(生まれ・貧困・地域格差)により受けられる教育に差が生まれることです。生まれた場所は自分で選ぶことができず、教育の機会に大きな差ができます。次に貧困は絶対的貧困と相対的貧困があり、絶対的貧困は人間として必要最低限の生活をおくれない状態のことで、生きることに精一杯となり教育は後回しになります。相対的貧困では他の家庭と比べて収入が低ければ教育に力を入れることができなくなります。最後に地域格差では都心部と地方では学校数に大きく開きがあり、選択肢の幅に差があることになります。こうした格差は子どもの学力や進路に大きな影響をあたえることになります。
教育格差の解消は一朝一夕でできることではありません。一人親家庭は十分な教育機会を得られづらくなり、社会から孤立しがちになります。直接的にサポートできなくても、行政が取り組んでいる支援を伝えることで現状から抜け出すきっかけになるかもしれません。一人でも多くの子どもが学びの機会を得るために問題に取り組んでいきましょう。
少年院と少年鑑別所を混同して考えている人がいるかもしれませんが2つは全く違うものです。改めて少年院と少年鑑別所について調べてみました。
少年院
少年院は家庭裁判所の決定により保護処分として送致された少年を収容する法務省所管の施設です。ここでは少年の特性に応じた適切な矯正教育、その他の健全な育成に資する処遇を行うことで改善更生と円滑な社会復帰を図ります。少年院には概ね12歳から20歳までの少年の他、16歳未満の受刑者を収容しています。犯罪的傾向の進度や心身の著しい障害の有無等により第1種から第5種までの5つの少年院があります。
少年鑑別所
少年鑑別所は家庭裁判所の求めに応じて鑑別を行う他、観護処遇や地域援助を行う法務省所管の施設です。鑑別とは専門的知識や技術に基づいて少年の非行又は犯罪に影響を及ぼした資質上及び環境上問題となる事情を明らかにした上で、その事情の改善に寄与するため、処遇に資する適切な指針を示すことを目的として実施するものです。観護処遇とは施設に収容している少年に対する鑑別を除く取り扱いの全てをいいます。情操の保護に配慮するとともに特性に応じた適切な働きかけを行うことによって健全な育成に努めます。
また地域援助では法務少年支援センターとして外部からの依頼に応じて地域社会における非行、犯罪の防止に向けた様々な活動を行ってます。
以上のように両者は同じ法務省の管轄ではありますが、その果たす役割は大きく違っています。少年鑑別所に入所した少年は審判により、保護観察、施設送致、少年院送致の他に不処分とされることになります。社会に戻ってきた少年に暖かい心と援助を私達も持つようにしましょう。