文部科学省の「児童生徒の問題行動・不登校調査」によると2024年度の学校でのいじめの認知件数は過去最多となりました。増加要因は学校側の積極的な認知が進んだこともありますが、アンケート調査等のいじめが深刻化する前に対応するための取り組みが進んだことが挙げられます。しかし認知したいじめの重大事態のうち3分の1は深刻な被害が出るまでいじめとして把握できなかったケースもあります。
いじめはどの子にも、どの学校にも起こりうるものであることを認識するとともに、適切に対処しなくてはいけません。いじめをなくすためにいじめは許されないことやいじめ防止の必要性について働きかけていくことが必要になります。
前回に引き続いて文部科学省の「児童生徒の問題行動・不登校調査」によると2024年度の学校で年間30日以上欠席した児童生徒は12年連続で増えており過去最多となっています。コロナ過の時に無理に学校へ行かなくてもいいという認識が広がり、学校以外の学びの場が普及したことも大きいです。
不登校の理由には学校側が把握できない事情もあるし、本人にもはっきりした答えが出せない事もあります。だからこそ原因を解明するより、興味を持ってもらえるものを示してみることも一つの手です。学校には無理して通わせるのではなく、子ども達自身がすすんで通いたいと思ってもらえる場所であることが望ましいと思います。
子どもの頃に大人になった時になりたい職業はありましたか。思い浮かべやすいものでいうと「プロのスポーツ選手」「警察官」「お医者さん」等が挙げられますが、最近は「ユーチューバー」という職業も出てきました。
そもそも職業とは収入を伴い継続的に行う仕事を指します。また職業によっては資格・免許を伴うものや専門的な学校に通うことを必要とするものもあります。
今はそれぞれの職業について調べれば知識を得ることができます。本気で目指したい職業があるなら段階をふんでチャレンジしてみてください。
AIは私たちの生活に急速に普及しています。作業やアイディア出しをAIにまかせて自分はチェックと決定に集中することで、全体の作業効率をあげることができます。ただし何もかもAIまかせにせず以下のことに気をつけるようにしましょう。
「AIの回答は絶対ではないので自分で確認する。」「個人情報を入力しない。」等が挙げられます。AIはあくまでも補助ツールとして利用して、自分で考える機会を持っておくようにしましょう。
特殊詐欺といえば一昔前は高齢者をターゲットに身内を装い金銭をだましとる「オレオレ詐欺」がよく知られています。最近は警察官をかたり犯罪にかかわりがあることをにおわせ金銭を要求する「ニセ警察詐欺」が横行し高齢者だけでなく若年層も被害にあう可能性があります。自分はだまされるわけがないと思っていても、いざ渦中の人物になってしまうと冷静な判断ができなくなってしまいます。落ち着いてよく考えればウソだというケースでも、だます側は慌てさせ早急な判断を促すのも一つの手段になっています。
被害にあわないためにも一人で悩まず周りに助けを求めたり、警察へ相談しましょう。
オーストラリアで16歳未満の子どもがSNSの利用を禁止する法律が施行されました。このように子どもをSNSから遠ざけようとする背景には、興味関心を引くようなものは依存性があり生活や健康に与える影響を懸念したものです。こうした明文化した法律はそれぞれの国で判断の分かれるところですが、大切なことは当事者である子ども達が健やかに成長するためにどのような方策をとることが望ましいか考えることです。
例えば一定期間をスマホを使わずに過ごすことで心身の疲労やストレスを軽減するデジタルデトックスというものがあります。最初からスマホを長時間手放すことに抵抗があるなら、1日何時間というふうにあらかじめ使用時間を決めて過ごしてみましょう。今までSNSに費やしていた時間を有効に活用することで健康的な生活をおくれるようになるかもしれません。
生成AIを利用して加工された画像や音声をディープフェイクといいますが、身近な人物を対象にわいせつなディープフェイクを作成し共有する問題が多くでています。ディープフェイクの手法はネットで検索すれば安易に探し出すことができ、卒業アルバムの写真が悪用されており問題が深刻化しています。
本人は悪ふざけで遊び半分で行ったことでも、実際の被害者がいれば加害者として罰せられる可能性があります。当たり前の話ですが自分がされて嫌なことを他人にしないようにしましょう。
薬物乱用とは「違法薬物を使うこと」「医薬品を本来の医療目的や使用方法からはずれて使って健康を害すること」です。違法薬物とは大麻、覚醒剤、危険ドラッグ等のことで、医薬品を一度に大量に服用するオーバードーズは違法薬物と同じように心身に悪影響があります。大麻の乱用は学習能力の低下、知覚の変化、運動失調があり、乱用を長く続けると耐性がつき同じ量では効かなくなり薬物の使用量が増え、依存になるとやめたくてもやめられなくなります。
薬物乱用は本人だけの問題ではなく、本人の性格や生活習慣が変わり社会や周りの人々に重大な影響を与えます。そして本来の自分にある明るい未来の可能性を、自分でどんどん小さくしてしまいます。
SNSや広告では甘い言葉で薬物乱用を誘ってくるかも知れません。少しでも怪しいと思ったら、迷わずその場を離れましょう。自分の未来を作れるのは自分だけです。
国民生活センターには子どもがオンラインゲームで勝手に課金してしまい高額請求されたといった保護者からの相談が多くなっています。「保護者のアカウントにログインしたままのスマホを使わせていたら登録していたクレジットカードで課金してしまった」「使わなくなった保護者のスマホにWi-Fi接続して使用していたところ、」「子どものスマホに保護者のクレジットカード情報が残っていた」等の事例があります。
子どもの安全のため保護者がネット利用環境を整えることをペアレンタルコントロールといい、その代表がフィルタングになります。フィルタリングでは利用時間の制限、課金や位置情報等の様々な設定があります。これらを目的に応じて柔軟に活用するようにしましょう。フィルタリングは保護者に代わって子どものネット利用を見守ってくれる便利なものです。スマホだけでなく、ゲーム機やタブレット、おさがりのスマホにもペアレンタルコントロールを忘れないようにしましょう。
18歳未満が使用するスマホへのフィルタリング設定は青少年インターネット環境整備法により携帯電話会社とその販売代理店には、【青少年の確認】【フィルタリングの説明】【フィルタリング有効化措置】といった義務が課せられています。安全な利用環境づくりの基本はウェブとアプリの両方に正しい設定をすることです。スマホやタブレットのOS、契約する携帯電話事業者によって利用可能なフィルタリングサービスが異なるので、使用する機器にあった機能を活用するようにしましょう。
自転車は幅広い世代に利用される身近で環境にやさしい交通手段です。しかし自転車が利用される中で関係する事故や自転車と歩行者の事故の発生件数は増加傾向にあり、交通ルールを守らない自転車利用者への苦情も寄せられています。そのため自転車の交通ルールの遵守を図るため、道路交通法が改正され令和8年4月1日から16歳以上を対象に自転車の交通違反に対して交通反則制度(青切符)が導入されました。
青切符の対象となる自転車の違反と反則金は次のようなものがあります。
〇携帯電話使用等(ながら運転)(一万二千円)
〇遮断踏切立入り(七千円)
〇車道の右側通行・信号無視・通行区分違反(六千円)
〇イヤホン運転・傘差し運転・無灯火・一時不停止(五千円)
〇並進走行・二人乗り(三千円)
これらの違反が116種類あり、ほとんどが口頭や書面での違反・警告が原則となりますが、事故につながりやすい違反は指導や警告を経ずに青切符で摘発される方針です。昨年の自転車が当事者となった死亡重傷事故の75パーセントで自転車側に安全確認をしないといった法令違反がありました。自転車の交通違反は重大な事故につながる可能性があります。
自転車を安全・安心に利用するため、次の「自転車安全利用五則」を守るようにしましょう。
自転車安全利用五則
・車道が原則、左側を通行歩道は例外、歩行者を優先
・交差点では信号と一時停止を守って、安全確認
・夜間はライトを点灯
・飲酒運転は禁止
・ヘルメットを着用
自転車は軽車両に位置付けられ、自動車と同じ車両の一種です。自転車を利用する時は歩行者や他の車両に対し危険性が高い悪質な違反をせず、交通事故の加害者や被害者にならないように十分に注意しましょう。