ユースサポーター活動

令和7年度 ユースサポーターからのお知らせ

第1回「将来の夢」

 小学1年生に尋ねた将来就きたい職業のアンケートによると、男の子は一位がスポーツ選手、二位が警察官で女の子は一位がケーキ屋・パン屋、二位が芸能人・歌手・モデルという結果になった。これらの職業は昨年も上位に位置しており人気の高さがうかがえます。幼い頃に夢見た職業に大人になった時にそのままなっているということや、成長にしたがって新しい夢や希望をもち別の職業を目指すこともあるでしょう。

 大切なことは子どもの頃の学習や経験は自身の成長に伴って生かされ、将来の選択肢を広げます。子どもの頃に夢見た職業になることはすばらしいし、一人一人が幸せな人生を送れるようになってほしいです。

第2回「選択肢はいろいろ」

 就職をしてから定年まで勤め上げる人、途中で転職する人、人の数だけその道は様々です。「定年まで働きたい」「機会があれば転職したい」等、その割合はその時の社会の状況によって千差万別です。どの道も選ぶのは本人であり、正解や間違いがあるものではありません。ただ選ぶ時に振り返って今までのことを、前を向いてこれからのことを想像して自分の思いを考えてみることが大切ではないでしょうか。

第3回「働くとは」

 本人の代わりに会社に退職に関する手続を行ってもらう退職代行サービスというものを耳にするようになりました。最近になってからできたものだと思っていましたが、調べてみると昔からそうしたサービスはあり、特に転職が当たり前のようになっている昨今では利用している人も多いようです。

 入社する前に思い描いていた理想の姿と現実にギャップがあり、離脱するケースが多いようです。働くはまさに千差万別で自分にマッチングした会社を見つけることは容易いことではありませんが、社会にはグループ会社の社長にアルバイト従業員を抜擢したり、若くして自分で会社を起業したりとできないことはないと思わせてくれるものがあります。大切なのは本人の気持ち次第ではないでしょうか。

第4回「指導の良し悪し」

 スポーツ指導者による理不尽な指導や体罰は中々なくなりません。勝ち負けがある以上、勝利を最優先目標に据えることは否定できませんが、子ども達に負担を強いるようなシステムがあってはならないと断言できます。感情をぶつける怒るような指導では自分自身はスッキリするかもしれませんが、言われた子どもは嫌な気持ちだけが残ってしまいます。子どもにとって納得できるような理由づけと、本人の内からの変化に期待するような指導を目指してほしいです。

 指導者も子どもも常に笑顔をたやさないような環境で活動することができれば、今後の成長に大きくプラスに働くのではないでしょうか。

第5回「少年非行の用語の解説」

「県下の非行少年の状況について」「警察が検挙した犯罪少年は…」「補導した触法少年は…」と言ってもそれぞれの〇〇少年については意味合いが異なります。今回はこれらの用語の意味について説明します。

〇非行少年…犯罪少年、触法少年、ぐ犯少年のこと。

〇犯罪少年…罪を犯した14歳以上20歳未満の者。

〇刑法犯少年…刑法犯の罪を犯した犯罪少年(交通関係を除く)。

〇特別法犯少年…特別法犯の罪を犯した犯罪少年(道路交通法令違反を除く)。

〇触法少年…刑罰法令に触れる行為をした14歳未満の者。

〇ぐ犯少年…保護者の正当な監督に服しない性癖がある等、一定の事由があって、その性格又は環境から判断して、将来、罪を犯し、又は刑罰法令に触れる行為をするおそれのある18歳未満の少年。

〇不良行為少年…非行少年には該当しないが、飲酒、喫煙、けんかその他自己又は他人の徳性を害する行為をしている少年。